線と点ー青空と懊悩について

蒼穹、紺碧の空。
蝉の声が遠くに聞こえる。
遠くというよりは低い位置で鳴っていて、それ以外は音がしない。
無音になると、耳の奥で音が聞こえるけれど、その音を蝉の音に変換した様な、変な静けさがある。
切り取られた様な、誰もいないような、嘘のような、スローの様な、いつもと同じ日だけれど、玄関を出てマンションを出た瞬間に、何と無く狐につままれた様な気になってしまった。

例えば人が死ぬ日は特別な感じがするという様な話を聞いたことがあるが、大きい事故に会う時は、朝からこんな風にわけのわからない何かを感じたりするのかもしれない、なんて思ったりもした。

何もなかったわけだけれど。

仕事をして、それからお酒を飲みに行くと、1日が終わる。
もったいないな、と思う。

できることで興味があることは、片端から手を付けて、それをなし得る技術が欲しい。
何かを成すより、そんな風な技術を得ることが好きなのかも、と思ったり。
なんだかんだ、技術だどうだといっても、結局は基礎と言うか、自分の幅を広げなければ意味がないんだ、とも思ったり。

それでもお酒を飲みたいなーとか思ったり。
別に自分が絵を描く必要なんてないんじゃない。

毎日仕事が終わって家に帰って、ご飯を食べてテレビを見ながら横になって、眠い目こすってお風呂に入って、それから沈む様に寝れたら楽だ。
案外、何もしなくても生きていけるし、何かするにも大変なんだよな、って思うと、なんでこんなことしてんのかな、と思うと、
でも仕方ない、したいんだから。

やめても良いと思う、けどやめたらまた始めれば良いと思う。

今日もまた、蒼穹。どこか静かな、昨日と同じ朝。

気温が上がる。
早く秋になって欲しい。