雨の降る寒い日 14 ‘2,8

雨が降る寒い日。
手がかじかむけれど、外には出たい。

手袋がないからポケットに入れる。煙草に火をつける。
傘をさす。

小雨。

音楽を聴きながら歩く。
頭の中では、音楽がカラカラと回っていつの間にか消える。
何も覚えていない。
聞いてはいたけれど、いつの間にか終わっていた。

たまに、ふっと、その中の歌詞の一節が、妙に突き刺さったりして、とらわれて、全然あらぬ想像を膨らませて、夢の中にいるような感覚になる。

信号機。
寒い。
手がかじかむ。